シート防水

シート防水にはゴムシート防水と塩ビシート防水があります。
当社では、どちらの施工も可能ですので、施工箇所やご要望に合わせて最適なものをご提案いたします。

ゴムシート防水とは

シート状に成形した合成ゴム系の防水シートを、接着剤などで下地に貼り付けるゴムシート防水。
安定した分子構造を持っているシートは、ゴム素材のため伸縮性が高く、耐候性にも優れています。
ただし、シート同士の接着は接着剤と粘着テープによるものなので、溶融一体化はしません。
コスト面は比較的安価であり、短工期で済む工法なので、目立ちにくいところの工事や応急処置にはぴったりです。

ゴムシート防水の長所と短所

材質がゴムなので、伸縮性が高く下地の亀裂にも柔軟に追随することができます。
耐候性にも優れるため、沖縄から北海道まで地域を選ばずにご利用いただけます。
また、ゴムシートを接着剤と粘着テープによって貼りつける工法なので、短工期・低コストが実現。
さらに軽量なので、木造建築にもぴったりです!

短所は、下地が平らな部分にしか施工できないという点。複雑な形状には不向きです。
シート自体が薄いため、鳥害の影響を受けやすく衝撃に弱いといった特徴もあります。

塩ビシート防水とは

塩化ビニール樹脂で作られた防水シートを接着剤などで下地に貼り付ける塩ビシート防水。
複雑な形状や狭い場所でも、シート同士を熱風で溶かして一体化させることができるので、ジョイント部分がたくさんあっても問題ありません。
紫外線・熱・オゾンに対し優れた耐久性を持ち、耐候性に優れています。
単層防水のため短工期・低コスト!また、意匠性に優れ、色や模様がプリントされたシートもあります。

塩ビシート防水の長所と短所

高い伸縮性と耐摩耗性を持つ塩ビシートは、保護層なしで軽歩行が可能です。
鳥害を受けにくく、鳥のついばみによる穴開けも発生しにくいといった特徴があります。
短工期・低コストで下地の撤去が不要なので改修工事に最適です。

短所は、下地が平らな部分にしか施工できないという点。
また、塩化ビニールには可塑剤が用いられているため、それが気化すると硬化し、ひび割れしやすくなります。
耐久年数は10年~15年が目安です。

一覧ページに戻る